ベーシストの常識をぶち壊したそこがベースソロ

こんにちは。ベース講師のキヒラです。

さて今回はベースソロについて。
ベースソロについては話すと長くなるので
何回か分けるか、細かい部分はレッスンで。
となりますが、
今回はセッションにおけるベースソロ、その初心者さんのための入り口。というイメージでお話しましょう。

ベースソロの相談はよく受けますし、
僕自身得意ではありませんでした。

そしてもっというと僕はリスナー目線としては
ぶっちゃけベースソロはそんなに好きじゃないです(笑
特にセッションの。
(もちろん、涙がでるような素敵なベースソロは沢山あるし生でそういう場面に出会うこともあります。)

なぜ好きじゃないかと言うと”ここにベースソロ要る?”
って思う場面が多いんですよね。

これは実はベーシストがソロが苦手な理由に繋がってると思うのですが
お気に入りのCD聴いてベースソロの数を数えてみてください。

ほら。きっとほぼないでしょう。

ここだと思います。

イメージがないんですよ。ベースソロの。
僕はそうでした。

実際ベースソロがハマる場面ってすごくピンポイントで、
それ以外は曲の”ベース”が抜けるので
なんか物足りない感じになってしまう。
だから僕はベースソロがそんなに好きじゃないんですよね。(もちろんハマる時は最高にカッコいいと思っていますよ)

ベースはベースラインだけでも感動できるしさせられるよ。もっというとベースじゃなく
フロントマンが最大限に輝いたときこそベーシスト冥利につきると思っています。

いや、僕の個人的な思想はここまでにしておきましょう。人それぞれなので。押し付ける気は全くないです。

ベースソロやらなくていい、って言ったって実際振られるやんけ。あとやっぱり弾きたいやんけ。
って事ですよね。おそらく。

それにはまず
結局ベースソロってなに?って事から考えてみましょうか。

セッション系の人はよくメロディアスなフレーズや、スラップぺちぺちーのすごい音数をイメージされると思いますが

実際は必ずしもそうである必要はなく
例えばロックやファンクのライブで
ベースやドラムだけになってずっとパターン刻んでる。みたいなのをよく聴きませんか?
あれも間違いなくベースソロです。

ダニーハサウェイライブのeverything is everythingなど聴いてみてください。
あれこそお手本ですね。ベースラインを展開するだけで立派はベースソロになります。(もちろんあのテイクが素晴らしいのはウィリーウィークスのスキルあってのもの。簡単だから素晴らしいということではないですよ)

セッションでは出しどころが難しい気もしますが
心折れずしっかりこういう表現だ!と自身持って弾けば周りがそういう雰囲気に持っていってくれるでしょう。

そして皆さん悩むであろうメロディを弾くタイプです。

なにがメロディでなにがベースラインか。
実のところ結局はなにも変わらないんです。
ベースラインが弾ければソロは弾けます。

これ僕が昔読んだ本に面白く書かれていて印象に残っているのですが
まずどうなったらベースラインになるか考えて、
その逆をすればメロディになる。という考え方でした。
あー、なるほど。と思ったので紹介しますと。

ベースラインとはなにか。

1.まずルートを弾く。
2.リズムをパターン化する。

こうなるとベースラインになる。

では逆に
1.ルートを弾かない。
2.リズムをパターン化しない。

にするとメロディになる。という考え方でした。

これ実はすごく理にかなってるんですよ。

メロディやソロの多くはルート以外の音から入ってルート音に解決するものが多く、
リズムに関しても小節ごとではなく
2〜3小節単位を一つの節になっていて細かいリズムのパターン化にはなっていないんです。

ベーシストは勇気がいりますがまずルート弾くのをやめてみましょう。
いままではルート外したら○すぞ、くらいの勢いで必死にルートを守って弾けるように頑張ってきたのに
ルートを弾くな。とはとても勇気がいるでしょう。

これは大きな大きな第一歩ですが
乗り越えられたらきっと景色が開けると思います。

まずはコードに対して3度や7度を狙ってみましょう。
そうするだけで不思議とソロっぽくなってくるでしょう。

あとはこれもベーシストには辛いことですが
“弾かなくてもいい”

好きな曲を思い浮かべてみてください。
メロディってずっと絶えず音が続いていますか?

そう。メロディって”間”が沢山あるんですよ。

また思い切って一節弾いたらすこし弾くのを辞めてみましょう。
ベースソロなのでちゃんと周りが伴奏してくれているので音楽が止まることはありません。
それを感じられたらどんどんベースソロは自信がつくようになります。

これは最初は1小節空ける、とか意識的に間を作ってみて
慣れてきたらメロディが思いついたら弾く、って感じで弾けるようになるともっと素晴らしくなっていくでしょう。

いままでは自分の見せ場が終わったらゆっくり
ウィスキーやビールを嗜まれる管楽器奏者やシンガーを横目に曲中ずっと頑張って演奏してきた僕らは
なかなか最初は”弾かない”という選択肢は勇気がいるでしょう。
でもソロなので。主役なので。いいんですよ。弾かない間があって。
間があるほうがいいんです。

そんなこんなでいままでのベーシストの常識の逆をする。

こうすればベースソロを弾くことにも慣れていくでしょう。

もちろんこれはあくまで入り口で
素晴らしいソロは沢山の勉強や努力がいります。
ここからが大変ですよ。

フロントプレイヤーたちはそこをずっと努力されてきた方たちなのでいい先生になるでしょう。
セッションなどでもフロントマンの姿をみて勉強してみてください。

実際僕自身もベースソロはベースよりも
サックスのフレーズやギターのフレーズをコピーしたり、そういうプレイヤーの方のセミナーや、実際に共演者に質問したりして勉強させていただきました。

そこで僕がいただいた知識や経験に関しては
本ちゃんのレッスンのほうでお伝えしましょうか。

ではでは。ベーシストの方々も果敢にソロに挑戦してみてください。
ベーシストの常識を破ればベースソロは弾けます。