ファンキーな演奏に不可欠!”ハネる”リズムとは?

今回は”ハネ”のリズム感に関して解説していきます。

“ハネ”たリズムというのはジャズのスウィングやブルースのシャッフルのような

タッタ、タッタや、タータ、タータと表現されるリズムの総称です。

今回はこのハネたリズムはどういうものなのか?

譜面と音源を用いて解説いたします。

ハネたリズムとは

厳密に音符で説明すると

ハネるとは、連続した音符を、付点音符または2対1の3連音符の様に演奏する事。

 

という表現になります。

 

実際に音でも聞いてみましょう。

 

上がハネないリズム、下がはねたリズムになります。

【ハネない】

【ハネる】

皆さんも楽器経験の有無にかかわらず聴いた事はあると思います。

 

しかし、楽譜に起こす際、表記が少し独特で混乱される方も多いので今回は解説していきましょう。

 

先ほどの演奏ですが楽譜に起こすとこんな感じになります。

【ハネないリズム】

 

 

【ハネるリズム】

 

 

あれ、同じ?と思いますよね。

 

本来はパターン2のハネたリズムはこう表記されるべきなのですが

楽譜の都合上、上にあるこの表記で

8分音符で表記してあるけど実際はこのようなリズムで演奏してください。

という意味になります。

 

その結果、楽譜上は同じ音符が並んでいるようにみえてしまうのですね。

ここが初心者さんが迷いやすいポイントとなっています。

 

ハネたリズムの譜面表記

 

②2対1の3連符

ジャズのスウィングなどででてくるリズム

タータ、タータというイメージでしょうか?

楽譜上はこういう表記ですが

実際には以下のような演奏内容となっています。

<実際の演奏>

③16分音符がハネている場合

16分音符にハネ表記がつく場合があります。

この場合も16分音符になっただけで読み方が同じです。

主にファンキーな曲が多いです。

 

ハネリズムの実例

 

シャッフル

ブルース等で多く使用されるリズムです。

譜面表記は2対1の3連符であり、後述するスウィングのリズムではありますが

イメージとしては間に休符のあるタッタタッタというリズム感に近いと思います。

スウィング

ジャズ等でよく使用されるリズムです。

イメージとしては

シャッフルと比べ間が休符ではなくタータタータという2対1の3連符のイメージが強いでしょう。

また、シャッフルとスウィングに関しては根本的には同じという考えもあります。

逆に同じスウィングやシャッフルの中であっても曲やテンポ感、演じるプレイヤーによって

その跳ねる感じやイメージは変わってきます。

大切なの事が曲や好みのプレイヤーの音をよく聴き、

音のイメージをしっかり感じる事だと思います。

 

ハネた16ビート

16ビートがハネたパターンです。

1拍が6連譜で分かれているようなイメージです。

もともとはアフリカンミュージックで出てくるリズムであり

その流れからファンキー系のリズムでよく出てきます。

よく出てくるのはこのあたりでしょうか?

このあたりのリズムを知っておけばハネたリズムがでてきても対応できるでしょう。

 

ただこちらはあくまで楽譜上の表記の問題の為

ハネのみにかかわらず、リズムに関しては曲をよく聴いて(もちろんドラマーやギターも!)

曲のリズム感というものを真剣に感じましょう。

一口にスウィングやシャッフルと言ってもそこは奥が深く

音のスピード、音価、アクセントなど少しの違いでニュアンスは大きく変わってきます。

 

そこが難しく、面白いポイントですね!

 

 

 

 

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