その日集まったメンバーでその日だけの演奏を繰り広げる。
バンドとはまた違うアドリブ演奏の楽しさを感じられるのが魅力のジャムセッション。
しかしセッションイベントというと、
敷居が高い、お店のに入りづらい、怖そう、何をしたらいいのかがわからない、などの相談をよく受けます。
確かに未経験の方からするとわかりづらかったり、イメージしづらい事も多いかと思います。
イベントがどんな様子で行われてるかわからなければ参加するのは不安ですよね。
そこで今回はセッション未経験者に向けて、セッションの流れとよくうける質問をまとめて解答していきます。
セッションの流れはお店によって少し違いはありますが大体は同じなので流れとお約束を理解しておけば、初めてのセッションでも戸惑う事なく参加できます。
是非今回の記事を参考にして、セッションへの第一歩を踏み出してみてください!
目次
セッションイベントの流れ

セッションイベントの流れはお店によって差はあれど大体同じです。
入店、参加希望の登録
まずは入店の際にチャージを払います。
これはバーなどでは入店の際の席料のようなもので
セッションイベントではイベント参加費と同義になっています。
帰り際のお会計のお店もありますが、まずは入店の際に確認してみましょう。
チャージを支払えば、セッション参加か見学か聞かれます。
見学のみの場合は少しチャージが安くなる場合もあるので必ず伝えましょう。
参加希望と伝えると
パートと希望曲を聞かれる、またはノートに記入します。
主催者はこちらの情報をもとに参加者を呼び込んだり、イベントの流れを考えたりしますので必ず記入しましょう。
よく初心者さんが希望曲なんてとても、、と謙遜される場合がありますが
主催者側からすると初心者さんこそ書くべきです。
このリストを元にイベントの段取りを組んでいくので、希望曲を聞けていればその曲の時に優先的に回せます。
ホスト演奏、曲のコール
イベントが始まればまず最初にイベント主催者(ホスト)によるホスト演奏を行う事が多いです。
ホストの方々がどんな方か知るためにもぜひ最初から参加して聞いてみましょう。
ホスト演奏が終わればいよいよセッション開始。
参加者と曲がコールされます。
たまに曲のコールだけで演奏者は自主的に挙手、みたいなセッションもありますが
初心者さんが参加しやすいセッションではあまりありません。
ご自身の名前がコールされるのを待ちましょう。
演奏準備
セッションの場合は演奏の準備はサウンドチェックがあるわけではないので
迅速にする必要があります。
チューニングは済ましておく、ケーブル、エフェクター、楽譜類は事前に準備しておくと良いでしょう。
ステージに上がって楽器の準備ができた場合はすぐに音を止めて他の方の準備が完了するのを待ちましょう。
また演奏後もアンプやスタンドは他の参加者の方も使いますのでステージに残さず自席へ持ち帰りましょう。
よくうける質問

エフェクターを使わずアンプのみで音を作る方も多いですが
エフェクターを使うのはNGというルールはありません。
しかし、準備が遅いと迷惑がかかってしまうのでエフェクターボードにして繋ぐだけで音を出せるようにするなど、
素早くセッティングできるように準備しておきましょう。

覚える曲数に基準はありません。
1曲だけでも大丈夫です。
私自信も最初はCissy Strutだけ覚えてセッションに参加していました。

もちろん大丈夫です。
コードが読めなくても弾きたい曲を覚えていけば問題なくセッションは参加できます。
その際にコードが読めない、この曲は弾ける、といった情報はホストの方に伝えておくとトラブルが少ないでしょう。
ですがコードは読めた方がより楽しめるようになるので是非ゆっくり覚えていきましょう。

もちろん大丈夫です。全く気にしないで問題ありません。
帰る際はホストの方に一声かけておくと顔も覚えていただきやすいです。
初心者おすすめセッション
関西ジャムセッション /谷町6丁目Tone8.0
関西で長く続くセッションです。
ホスト歴の長いメンバーが優しくアシストしてくれるので
初心者さんでも参加しやすいセッション。
基本はファンクものが多いですが、このセッションのお決まりでやる曲などもあるので
それを確認しておくと参加した時に輪に入りやすいでしょう。
西中島D3セッション(毎月第2水曜)
大阪西中島南方駅
Live BarD3さんで毎月第2水曜開催のセッション。
基本的にはジャズファンクものですがオールジャンル。
リクエストも柔軟に受け付けているので初心者さんも参加しやすいセッションです。
ビギジャズ /谷町Tone8.0
初心者のためのジャズセッション。
毎回課題曲を決め、その曲は何度でも演奏できます。
もちろん、他の曲もリクエスト可能なので練習している曲があれば気軽にリクエストしてみましょう。
まとめ
今回はセッションによくある質問とセッションの流れを解説いたしました。
セッションはやはり怖い、、敷居が高い、、などのイメージを持たれることが多いですが気にしなくても大丈夫です。
あくまで参加者はお客様ですのでお店側や主催者側はイベントを楽しんでいただけるように努力いたします。
なので自分は初心者であることやセッションに慣れていない、ということは必ず伝えましょう。
自分のできる範囲と希望を伝えておくといらないトラブルは確実に減ります。
是非今回の記事を参考にして、楽しいセッションに挑戦してみてください!