完全未経験からのウッドベース 楽器の扱い方編

ウッドベース、コントラバス、弦バス、ダブルベース、様々な呼び方があるウッドベース。

その音、ルックスには迫力があり、僕もはじめはこんな楽器弾いてみたい!

から入りました。

しかし、扱うのが少し難しいウッドベース。

初心者の頃はどう弾いたらいいかわからず悪戦苦闘していました。

そんな経緯から、コチラの記事では

ウッドベースをはじめてみたいけどどんな感じかわからない!

という方がはじめの一歩を踏み出せるようサポートいたします!

何度かに分けて解説していきますので、ウッドベースに少しで興味のある方は是非参考にしてみてください!

また、楽器の選び方など、こちらの動画でも解説しています!

楽器の持ち方

ウッドベースはとても大きいので運搬には少しコツがいります。

持つ時はボディのくびれに手をかけてもちましょう。

また、絶対に移動時に力をかけてはいけない場所があります。

それはと言われる部分です。

こちらは弦の張力だけで支えられているので強い力をかけると倒れてしまいます。

そして駒が倒れると中にある魂柱という柱が倒れてしまい、こうなると専門の楽器屋さんにもっていかないと修理できません。

駒の扱いだけは細心の注意をはらいましょう。

ネックをもつ場合もありますが指版に力をかけるのは避けましょう。

楽器を置く場合

楽器を置く場合は楽器の右側面を下にします。

駒がある前面はもちろん、背面も極力置かないようにしましょう(背面は現交換等で置く場合もあります。)

また、椅子に置く場合もあります。

地べたに寝かすスペースがない場合は部屋の角等を探しましょう。

駒を角側に向け壁に持たれかけさせて安定させることができます。

※床が滑りやすい素材でないか注意しましょう。エンドピンが滑って転倒する可能性もあります。

側面は舞台上など床に置く機会が多いため痛みやすいです。

専用のクッションもありますが、これはホームセンター等で売っているクッション材などでも代用可能です。

適正な部屋環境

湿度と温度に関しましては常に気温20~25℃前後で湿度は50%前後がよく、極力変化させないことが好ましいですが

日本の住宅環境的に、徹底する事は難しいでしょう。

基本的には過度な温度変化、直射日光、水滴(結露なども注意!)がなければそこまで気にしなくても大丈夫です。

窓際に置くのは避けましょう。

僕自身は家が川の近くだった事もあるのか、金属パーツ、弦がサビる、等、

湿度に悩まされる環境でしたが幸い楽器自体はあまり影響がなかったです。(新品を購入し、年一くらいで楽器屋さんに確認していただきました)

案外タフなものです。というと誤解を生みそうですが

湿度、温度を気にするのは楽器全般に言えることですがウッドベースだけが特に気にしすぎる必要はない、というような回答でしょうか。

楽器の移動手段

これは車があるに越したことはないですが

電車移動でも問題なく移動できます。

担ぐ、という猛者もまれにいますが

基本的にはタイヤで転がして移動します。

様々な商品があるのでご紹介いたします。

ベースバギー

こちらのベースバギーというアイテムを使っている人が多いでしょう。

少し値は張りますし、正直僕も買ったときこんなもん自分で作れるやろ。と思ってしまいましたが(笑

さすがベース専用、使いやすいです。多少お高いですが買う価値はあります。

キャリーカート

普通のホームセンターで売っているようなカートにくくり付けると言う方も多いです。

下にクッションか何かを敷いて振動を押さえましょう。

直線方向の動きには強いですが難点としてはこれ自体が少し重いので小回りが効きにくい、

階段等が少ししんどいという部分があります。

やはりベースバギーはタイヤのサイズ感、重量共に丁度良いです。

エンドピンタイプ

僕も使っていましたが、エンドピンをタイヤに差し替えるタイプです。

こちらも使用している方が多いですね。

これは重量的にも荷物量的にも良いのですが

エンドピン1点で締めているだけなので緩んで来るとタイヤが回転するなど

たまにストレスです。

あと辞めた理由としてはサスペンションがついているとはいえ

エンドピンに直接指すためベースへのダメージが一番あります。

まぁ僕の場合は毎日何キロもアスファルトを長距離を歩いていたというのもありますが。

駐車場から会場など、会場内の移動など、短距離であれば一番使い勝手がいいのではないでしょうか?

演奏後の手入れ

練習した後はタオルやクロスで弦を拭きましょう。

表面だけでなく裏面も意外と汚れやすいので

1弦ずつつまんで扱くとよいでしょう。

また、弓を使った際は松やにがついていて、こちらは放置すると固まってしまうので

必ず落としましょう。基本的にはから吹きで大丈夫です。

指版の方へ松脂を伸ばしてしまわないよう

上からしたへ拭きます。(松脂を拭く際は指版を拭いたものと別のタオルにするか、違う面を使います)

最後は全体も手垢がついているので拭いてあげましょう

さて、今回はウッドベースの基本的な扱い方に関して解説いたしました。

気を付けるポイントはいくつかありますが、それ以外は特別神経質になる必要はないかと思います。

いまはサイレントベースも発展してきていますのでそちらから始める。というのもおススメいたします。

少しでもウッドベースに興味ある、という方是非、挑戦してみてください!

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