ウクレレ初歩の初歩 第1回 各部の名称とチューニング

軽くて持ち運びが簡単。そしてなによりその優しい音色で年代問わず人気の弦楽器ウクレレ。

今回はそんなウクレレをこれから始めてみたい!という初心者さん向けにウクレレを弾き始める準備段階として各部の名称の説明とチューニングを解説いたします。 初歩から解説いたしますので一度も楽器を触った事もない人も是非参考にしてみてください!

各部の名称

全体

ウクレレは大きく分けてボディ、ネック、ヘッドと3つに分かれます。

演奏する際はボディを抱えてネックを握ります。

ヘッドはチューニングをする際に使います。

ネックにはフレットが打ち込まれており、フレットを押さえる事で音程を変化させます。

弦の呼び方

弦は細い方から1弦(G弦)、2弦(E弦)、3弦(C弦)、4弦(A弦)と数えます。

フレット

縦に埋め込まれた金属の棒はフレットといいます
こちらはヘッド側からボディ側にかけて、1フレット、2フレット、3フレット……と数えていきます。
フレットを位置を確認する場合は指版に打ち込まれている点ポジションマーク)を目印にするとスムーズです。
このポジションマークは3,5,7,9,12フレットの位置を示してくれています。

チューニング

チューニングとは弦を正しい音程に調律する事です。
このチューニングがずれていると正しい位置を押さえたとしても音程が合わず音痴な演奏になってしまいます。

その際に音程を
「ドレミファソラシド」と呼ばずにABCDEFGと呼ぶ事も多いので慣れておきましょう。
そのアルファベットがドレミ〜とどう対応しているかを下の表にまとめてみました。

そして、上の写真で示したとおり、4弦=G、3弦=C、2弦=E、1
弦=Aの音に合わせていくのが、ウクレレのチューニングです。
チューナーという機械を使えば正しい音程の場所を教えてくれるので難しい事ではありません。

チューナーの種類

まずはチューナーを用意します。
チューナーは様々なタイプがありますが
オススメはヘッドに取り付けることのできるクリップ式のもの。
練習では無料のスマホアプリでも十分ですが、野外や演奏会場など、他の音が鳴っている環境では自分のウクレレの音だけを正確に検知するのが難しい為、
今後の為にもクリップタイプを買っておく事をおススメいたします。

チューニングの方法

4弦を指で弾いてみましょう。
たとえばこの時にチューナーにF(ファ)の表示が出たとします。これは4弦がF(ファ)の音程で鳴っているということを表しています。
4弦はG(ソ)に合わせるので、もっと音を高くする必要があるわけです。
弦の張りが強くなるほど音程は高くなるので、FからGに合わせたい場合は4弦のペグで弦を巻いていきます。

ゆっくり巻いていくとメーターが上がっていってF♯(ファ#)という表示に替わるはずです。
これは、Fの半音上という意味ですが、まだG音よりは半音分低い音程です。
さらに巻いていきましょう

F♯のメーターが上がりきると、次はGの表示が出てきます。

Gの状態でさらに巻いていって、メーターが真ん中に来たら、4弦はチューニング完了です(真ん中を通りすぎたらペグを逆向きに回して緩めてください)

以上の手順で他のコードも合わせていきましょう。

正確にあった場合の音程を下に用意してありますので
最後に確認してみてください。

以上でウクレレの演奏にあたっての準備は完了です。
次回からは簡単なコードの演奏に挑戦してみましょう!

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