皆様こんにちは!
さぁ、今回は『バイオリンメンテナンス Vol’2』です!
テーマは「恐怖の板の隙間!?」です。
さて、こちら今回は写真では分からないことですので、文章にて!
今回僕のメンテナンスで1番重症であり、『最優先修理事項』でありました。
これはどう言うことかというと、
表板(裏板)と横板の接着が剥がれかけてるところがあり、
音が漏れる箇所が4つもある。
という事です。
バイオリンは前回も記載した通り、表板のF字孔から音が出ていく楽器ですが、板と板の接着が甘い箇所があるため、全てがF字孔から出るわけではなく、漏れていたんですね。
そうなると、最高の音がF字孔から出るわけではなくなるわけですから、音質も音量も下がっちゃうんです。
だいぶ前から調子悪いなー、とは思っていましたが、ここに原因があったんですね!
ちなみに、こちらは自分ではその剥がれが分かりやすいわけではなく、プロの職人さんに言われて初めて「あぁ、確かに板が剥がれている!」と気づけるものでした。
こういう自分では気づかない不具合(しかも重要)もあるものですから、やはり日頃のチェックはしておいた方がいいですね!
ちなみにこちらも時間が多くかかる箇所であり、4箇所もあったため費用もかさみました。。。
15000円くらいかな?かかる感じです。
まぁこの修理に関しては、日頃からメンテナンスを出していればこう言うことにはならないので、こんな費用になることもないでしょう。。
モチロン、修理されたあとはピカピカの音になっております!
次回は「指板」のお話をさせていただきます!